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大磯丘陵について


大磯丘陵は、平塚市及び中郡大磯町と二宮町にわたった丘陵です。東側は花水川を 境に相模平野まで、西側は足柄平野,、南側は大磯〜小田原国府津間で相模湾に接しています。 北側は秦野盆地と接しています。

 丘陵の表面は、箱根火山や富士火山から噴出した火山灰に覆われその厚さは 数十メートルに達しています。この大磯丘陵は、日本で有数の地殻変動の激しい 地域で、関東大震災のような巨大地震と関連した隆起が顕著なところでもあります。  

       
高麗山の植物

高麗山は東天照・大堂・八俵山の三峰からなり標高わずか167.7mにす ぎないが、脚下の相模湾の素晴らしい遠望とともに、南斜面10ヘタール は、江戸時代から、高麗山の寺林として伐採が禁じられていたため、人手の入らない 常緑広葉樹の自然林として保護されてきた。 現在は、神奈川県の天然記物に指定され、文化財としても保護されている。

タブ、スダジイ、シラカシ、カゴノキなどの常緑高木や、ヤブツバキ、モクレイシ、オオアリドオシ、 などの常緑低木のほか、ケヤキ、イロハモミジ、カヤなどの高木も生育している。 中でも、モクレイシ、オオアリドオシ、はここがこれらの暖地性常緑樹の北限となっており、貴重な 生育地である。   落葉樹が色づく頃は、見事な景観を呈し「秋の高麗山は日に七たび変わる」 などと言われています。


オオアリドオシ

 
  <高麗山の歴史>
高麗山の由来は、天智天皇(668)の七年に唐により滅ぼされた高句麗 (こうくり)の人々が難を逃れて船で大磯に上陸して高麗山の麓に住みついたことからきています。 その後、高麗人たちは武蔵国の高麗郡(埼玉県)へ移住しましたがこの地に高麗の名が残り、背後の 山は高麗山と呼ばれるようになった。 神社の名前もここ
からきています。

<物知り帳>
大磯照ヶ崎のアオバト集団飛来地

大磯港に隣接する岩礁、照ヶ崎は全国でも珍しいアオバトの集団飛来地になっており 毎年5月から11月まで海水を飲みに飛来する。最盛期の8月には3,000羽以上が観測されている。 多くは丹沢山地からの飛来するそだ。





(この内容の一部は「かながわ森林インストラクターの会」の作った 資料を参考にさせていただきました。)



第一回定例会
春の大磯丘陵(湘南平・高麗山=こま山)を訪ねて

平成21年4月8日(水) 晴れ


平成21年度 第一回定例会。予定の4月1日は生憎の悪天候が予想され1週間後の8日に順延。 当日は5月の気候といわれる程の好天に恵まれ、文字通り春爛漫の大磯丘陵の桜と緑を満喫
した 一日であった。 (高麗山の詳細は左側を)        
大磯高麗山は湘南地方で貴重な自然林が残る数少ない場所で、注目の植物は @モクレイシ(ニシキギ科) Aオオアリオドシ=ニセジュズネノキ(アカネ科)Bカゴノキ=鹿子の木(クスノキ科) などで、それらの植物との出会いを楽しむ散策であった。

 写真はカゴノキ(鹿子の木)の大木

コース(行程)
大磯駅(AM10:00)==高田公園==湘南平(千畳敷)昼食==浅間山(181M)==八俵山(160M)==高麗山・大堂(166M) =高来神社==花水バス停
==(バス)==平塚駅==藤沢駅・大船駅にて自由解散   
企画担当 塚本 谷口  (参加人数 会員10名 非会員1名)






見かけた緑

コクサギウラシマソウナツボウズ
ハリギリショカツサイ
タブの樹の大木ヤエムグラモクレイシ
ミツバアケミキランソウ(地獄の釜の蓋)カマツカ



この樹皮はなんの木?



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