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箱根石仏群

精進池周辺の石仏や石塔は、鎌倉時代後期の一時期に集中して造られたことが大きな特色です。そしてそのほとんどに地蔵菩薩が刻まれるなど造立の背景には地蔵信仰との深い関わりがうかがえます。 なぜ、この辺り一帯がこのような地蔵信仰の霊地となったのかというと、当時ここは箱根越えの道として使われた「湯坂道」の最高地点に近く、歌人・飛鳥井雅有がこの地を通過する時に「この地に地獄がある」と記したように、険しい地形や荒涼とした風景などから「地獄」とみなされ、恐れられていたようです。 そのため、「地獄に落ちた人々を救ってくれるのは地蔵菩薩」という地蔵信仰が全国へ広がる中で、「地獄」と恐れられたこの地もまた、旅人をなぐさめるため、地蔵信仰の霊地となっていったと考えられます。 それぞれの石仏や石塔をご覧いただくと、ところどころに、これらの造立にたずさわった人々や、由来などが刻まれています。 こうした中で注目されるのは、「多田満仲の墓」と呼ばれる宝篋印塔の銘文で、造立の発願者のほかに、石工の代表として大和国の「大蔵安氏」、導師として大和国西大寺の僧侶叡尊の弟子で、鎌倉極楽寺の住職であった「良観(=忍性)」の名が見られることです。 忍性は僧侶として活躍する傍ら、慈善事業として数々の土木や建築事業を行っており、こうした職人集団と深くつながっていたことがうかがえます。 このような大規模な石仏や石塔の造立にも、多くの石工たちが動員されたと考えられることから、これらの造立に、忍性が深く関わっていたとも考えられます。

お玉ケ池の伝説
箱根は東海道五十三次の一宿。小田原・三島間の箱根八里は最大の難所といわれた。江戸時代、ここには関所が置かれ、特に「入り鉄砲に出女」を厳しく禁じて、通行手形を持っている者でさえ、厳重に取り調べた。  元禄十五(一七○二)年二月十日の夜のこと。関所の裏山を越えようとしたひとりの娘が捕まった。娘の名はお玉。南伊豆の百姓、太郎兵衛の娘で、その年の正月から、江戸に奉公に出ていた。お玉は主人に叱られたのか、我が家恋しさのあまり、奉公先を抜け出して故郷を目指す。もちろん関所手形など持つはずもない。思い余ったお玉は、関所破りという重罪を犯してしまったのだ。  お玉は哀れにも、捕まってから三ヶ月余りで獄門に処されてしまう。そのお玉の首を洗ったのが、お玉ヶ池だった。この池はそれまで「ナズナが池」と呼ばれていたが、お玉を憐れんだ村人によって「お玉ヶ池」と呼ばれることになったという。  狂歌で有名な大田南畝は、紀行文『改元紀行』に、駕籠かきから「お玉ヶ坂」について、罪ある女が処刑された場所だと聞かされたと書き残している。  池の名前の由来については、ほかにもお杉とお玉という上方の旅芸人の姉妹が、関所破りをして役人に追われ、お玉がこの池に飛び込んで死んだので、こう呼ばれるようになったとも伝えられる。  四季を通じて賑わう箱根路にあって、お玉ヶ池は今も不思議な静けさをたたえている。



2017年後期第4回定例会
箱根お玉ケ池〜精進池〜石仏群を巡る

平成29年12月13日(水)晴れ


朝から快晴、往きの東海道線の車窓からくっきりと富士山が眺められました。 紅葉はすでに終わりに近づいていましたが箱根湯元からの道中、まだところどころに 美しい紅葉が眺められました。お玉ケ池から精進池まで二子山のふもとをのんびりと歩きました。 精進池からは「国史跡」に指定されている石仏群を見ながらのんびりのハイキング、 途中少し流れ雪がちらついたりしましたが一日を通して心地よい定例会でした。今年1年を 締めくくるには最高の企画でありました。


コース(行程)
JR大船駅(AM9:23乗車)=小田原=(箱根登山)箱根湯本駅=(バス)お玉ケ池下車〜(徒歩)お玉ケ池〜精進池〜箱根石仏群=熊野神社=芦の湯温泉=(バス)小田原駅=大船
大船 「土風炉」にて忘年会
  
企画担当 塚本・石島  (参加人数 会員7名 ゲスト3名)



イソギク
お玉ケ池から双子山を望む



お玉ケ池の木道を歩く


双子山遠望


お玉ケ池から精進池に向かうコース。始めの登りはややきつかった。


アブラチャンも葉を落としている
江戸時代の石畳が続く
サルトリイバラの赤い実
ミヤマシキミの赤い実
これはリョウブの木?
霜柱を踏んで進む
駅伝のコース国道1号線にでた
精進池は一部氷結していた


精進池の後方、駒ヶ岳をバックに全員集合です。




石仏群を見ながら

多田満仲の墓を見ながら
二十五菩薩
二十五の菩薩を数える
曽我兄弟・虎御前の墓の前で
このお墓は国重要文化財
芦の湯 熊野神社東光庵薬師堂
釈迦、文殊、普賢及び十六羅漢石仏群
道すがらこぶしの蕾が膨らんでいた
今日のコースはここまで

大船「土風炉」にて忘年会

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