人生50年の時代から今や80年を超え、多分、永い第二の人生が待っていると思う。仕事をしていた時間と
ほぼ同じくらいの自由な時間を与えられ、はてさて何をしたらいいのだろう。世のため人のため、いやいや自分が
楽しまなくてはと思案に暮れていた。
今後の生き方の設計図を描くきっかけは湘南女子短期大学の公開講座「余暇論」
を受講した事にある。梅沢佳子教授と受講者2人の講義の中で今までの自分の仕事のに対する考え方をを総括し、余暇に
対する考え方をとことん議論した。働きずくめで人間的な情感を喪失していく現代において
「労働は怠惰であり罪悪である」という
古代ギリシャの考え方を突き付けられた時には言葉を失った。人生の中で仕事をし終えたと思っていたが、必ずしも教授
の持論から行くと満足なものではなかったようだ。これからの時間を悔いなく使うためにもいい命題を与えられたと思っている。
小論文「21世紀の余暇とライフスタイル」